Shinnosuke Yasuda

Visible Music

説明

私たちの周りに常に存在しているのに決して見ることのできないもの、それが「音」です。
音は実際には空気をはじめとするあらゆる物質が振動しているという現象です。その振動を私たちは耳で捕らえて認識できます。音が高いほど、振動数が多く波長が短いです。
これと似た性質を持っているのが「色」です。色の正体もまた空気などの振動です。振動(波)の波長が長いほど赤っぽい色になり、短いほど紫っぽい色になります。
両方とも波長が長すぎたり短すぎたりすると私たちが見たり聞いたりできなくなってしまうという点でも似ています。

この作品はそんな二つの認識を合体させたものです。
この作品を通して、私たちは音を見ることができ、色を聞くことができます。

音の低い方から「紫→青→緑→黄緑→黄→橙→赤」というふうに色に対応させています。
例えば後半の方に黄色や赤が多いのは、バイオリンの高い音が主旋律で目立っているからです。

この作品はソフトウェアとして存在しているので、どんな音楽でもすぐに可視化することができます。
個人的に気に入っている使い方は、ライブハウスなどの背景や足下に画面を映して演奏者の音楽とリアルタイムで共演させるという使い方と、VRで観て光の球を立体的に自分の周りに飛ばして、さらに幻想的な空間に入り込み、音楽をより楽しむという使い方です。
すこし作り直せば、光の球を違う形に差し替えることもできてしまいます。